結婚に成功する人と成功しない人の違い

誰もが結婚して暖かい家庭を築くことを一度は思い描くと思いますが、結婚して成功するのはごく一部です。

離婚してしまう夫婦の理由には、経済的な事情や、家族・親族の問題などもありますが、もっとも大きな理由は性格の不一致になっています。このことから結婚生活にとって最も重要なことは夫婦間のコミュニケーションであることがわかります。

コミュニケーション能力というのは、通常その人の幼少期の頃に培われます。人間は誰しも、はじめに両親との付き合いから人間関係がスタートし、その後友人、恋人とコミュニケーションレベルを上げて成長していくことになります。そのため、はじめの両親との人間関係の構築がとても重要なのですが、不幸にもここでつまずいてしまった人たちは、コミュニケーション能力において後々問題を抱えることがあります。

両親との付き合いで問題が生じる場合には、早期の両親の離婚による父、母どちらかの不在、親の育児放棄、虐待、両親の頻繁なけんか、配偶者のどちらかによる暴力が子供の前で何度も繰り広げられるなどといった場合が考えられます。このような環境で成長した場合、自分自身に自信が持てない性格ができてしまい、対人コミュニケーションに問題を抱えてしまうことがあります。

複雑な幼少期や環境で育った人は、コミュニケーション能力に問題があることがあるので、結婚後の生活でうまく相手とコミュニケーションがとれずに結果として性格の不一致となり、結婚生活がうまくいかなくなることがあります。コミュニケーション能力がある人であれば、すでに自己が確立されているため、相手と適切な距離をとって、相手に合わせるということができるので、極端な性格の不一致が発生することはないのです。

結婚に成功する人は、両親との人間関係の構築に成功している人といってもいいので、大人になっても家族と仲が良いのであれば、その人は結婚に向いていると言えるでしょう。反対に、家族とは縁を切っていたり、家族に会うことを拒む人、家族に対してネガティブな意見が多い人は、両親との人間関係の構築に失敗してしまっている可能性が高いので結婚には向かない人だと言えます。