結婚して得るもの

結婚して失うものがあれば得るものもあります。結婚することでしか得られないものもあります。夫婦の間に子を授かるというのは結婚しないと得ることができない代表的な項目です。それではほかには何があるでしょうか。

まず挙げられるのは共同生活によるメリットを大いに受けられる点です。共同で生活することで作業の分担やお互い助け合うことで生活の一部は楽になります。しかし、代わりに共同生活による負担を受けることもあるのでこの点においてはこれは必ずしもメリットだけであるとは言えません。

次に考えられるのは、孤独を感じない生活です。家に帰ると電気がついている時に幸せを感じる人は多くいます。人は社会性を持つ生き物なので孤独よりも集団生活を好むように脳の仕組みができているので人とのつながりに幸福感を感じるようにできているのでしょう。しかしこれは家族以外に一緒に共同生活ができる気の合う友人や異性のパートナーを見つけて一緒に生活することで埋め合わせることができます。

最後にあげられるのは人としての成長です。一つの家族を持つというのは仕事や友人関係だけでは得ることができない貴重な体験です。その人間関係の中で人は大きく成長することができます。家族を持っている人間と家族を持っていない人間ではその責任、考え方にも大きな違いが出てきます。一概にどちらがよいと決めつけることはできませんが、人間は人間関係を重ねて成長していく生き物だと考えれば家族を持つことは人として成長するために欠かせない試練だと言えます。

結婚して得るものがいいか悪いかはその人の考え方によって様々です。結婚を考えたことがなかった人はこれを機会に結婚しないことで得られないものについて考えてみてはいかがでしょうか。