昔は女性が家を守る必要があった

「結婚したら女は家を守る」という言葉がありますが、この言葉を理解するには昔からの生活を理解しないといけません。

現代では家には強固な鍵があり警察も近くにいて銀行はお金を守ってくれる安全な生活がありますが、大昔にさかのぼればそれは信じられない状況だったと言えるでしょう。

家の鍵は強固にしようと思っても庶民の家では限界があり、また守ってくれる警察も身近には居ないことのほうが多かったと想像できます。銀行の存在やあったとしてもその信頼性がどれほどのものであったのか不明です。

そうなると大昔では「結婚したら女は家を守る」というのはその言葉通りの意味であって、家には誰かがいて守らなければ大切な資産や財産を狙われる危険があったのではないでしょうか

良家や裕福な家では守衛のようなセキュリティを設けてはいたでしょうが、それでもその守衛をどれほど信用できたのかはわかりません。家を守るのは家族である必要があったのだと思います。しかし男性が家を守っていては仕事も進まないし、お金も稼げないとなると家を守ってくれるのは嫁ということになり、昔からそういわれることが多かったかもしれません。

現代においては大昔のように嫁が家を守る必要はありません。今ではこの言葉は男女差別のようなニュアンスのとらえ方をよくされていますが、本来の意味を考えれば女性はそれだけ頼られていたという風にとらえることができるので本来はポジティブな意味だったのかもしれません。