弱い人のためには必要

前回結婚制度は必要かと書いておいて今回は弱い人の立場に立って必要だと逆のことを書くことにしました。

動物は強い遺伝子を残すために日々戦いを繰り返しています。

人間も同様です。

男性は多くの子孫を残そうと多くの女性とセックスをしようとするのが本能としてインプットされています。

だから、古くから一夫多妻制は多くの国で認められてきたし、強い男性が多くの女性を囲い込むのは普通のことでした。

しかし、それでは女性はいつ捨てられるかわかりません。捨てられた女性には残されるものは何もなく、自分の子供を育てるためにただただ苦労をするということも珍しくありませんでした。

そういった社会的に弱い立場になる人を作らないために、結婚制度というものを設けて、男性1人に女性1人で夫婦生活を送る制度ができたのです。

しかし結婚制度は必ずしも女性のためだけのものではありません。結婚制度で男性1人、女性1人の夫婦を作ること制度としたことで一人の男性が女性を独占することが難しくなりました。

それによって、生物的に弱い男性でも、女性とセックスする機会を得ることができるようになり、子孫を残すチャンスが生まれるようになったのです。

生き物としては強い子孫を残すことが正しいので、それが正しいことなのかどうかはわかりません。しかし、弱い立場のものにとっては現在は結婚制度はなくてはならない制度になっているのです。