結婚はギャンブルなのか?人生そのものが冒険である

結婚することはギャンブルのようなものという人がいます。ギャンブルとは、賭事、博打(ばくち)、勝負事のことですが、結婚に関してのギャンブルの意味は、うまくいくかどうかわからない危険性のあることへの挑戦といった意味合いが強いといえるでしょう。

結婚してみないとわからないことはたくさんあり、お互いの一生を左右する影響があるのが結婚といえるので、結婚はギャンブルといってもいいと思います。しかし、そもそも結婚だけでなく、人生そのものがギャンブルのような冒険であるといえるでしょう。

安定しているといわれる会社でさえ、いつ何があるかはわかりません。大会社に勤めるという選択をした人は、稼ぎはそこそこでも安全な選択肢に自分の人生を賭けていると言えるのです。そんな大会社でさえ、世界的なパンデミックの影響でどう転ぶかわからなくなってきています。安定、安全などというものは存在せず、すべてはたまたま運よくことが運んでいるのに過ぎないのです。

グローバル化の世界を夢見て航空会社へ就職した若者が、自分の仕事が数年後になくなる可能性を想像できていたのでしょうか。難しかったでしょう。独学でプログラムを学びフリーランスの道を選んだ人は、虐げられていたかもしれませんが、コロナ禍の中でもステイホームで安定した仕事を得ているかもしれません。

結婚というギャンブルもまた蓋を開けてみなければわからないものです。唯一言えることといえば、結婚がギャンブルであるならば、絶対に負けない方法として結婚を選択しないという道も残されているということです。

パンデミックが婚活に与える影響

現在世界中を騒がせている新型コロナウイルスの影響は、婚活にも影響を与えます。

結婚前の婚活だけでなく、人が集まる結婚式の延期を迫られている人たちもいます。今の世界の状況は、結婚式を延期した結果、不幸にもパートナーがウイルスに犯され、二人で幸せな式を上げる前に永遠の別れを迎えてしまうような悲劇もありえる状態です。世界中のカップルが多大な影響を受けています

婚活においても、パンデミックの影響は免れません。これだけ人と人との接触を避けなければいけない状況であれば、婚活パーティーは中止、街コンは開催されず、出会いの機会すらありません。それではマッチングアプリで相手を探してはどうかと探してみても、相手を見つけても外出禁止・自粛要請が出ている地域では、会えるのはいつになるやらわかりません。

婚活に使う時間は貴重です。時間がたてばたつほど男女の結婚のチャンスは遠のいていくからです。1年後にはウイルス問題は収束しているのか、収束には数年かかるのか、それによって自分自身の年齢も変わっていきます。その時果たして私は結婚できるのか?

パンデミックでパートナー探しはより困難になっていくことでしょう。不景気になれば経済的に困窮する人が増え、結婚どころではなくなります。こんなことになる前に結婚しておけばよかったと思っても、時すでに遅し、時間は巻き戻せません。

ウイルスの影響で婚活に希望はなくなってしまいますが、この世界的な危機を生き残ればその先にはまた婚活のチャンスはあります。今は、このサバイバルを生き残ることに集中し、生き残ったものが次の時代にまた相手をみつけ世界をつないでいくことになるのです。

婚活はスピード勝負

婚活をするなら、具体的な期間を決めて取り組むと成功しやすくなります。期間を決めずに婚活してしまうと、だらだらと相手探しをしてしまい、もっと私の理想の相手がいるかもしれないという欲が出てきて、相手を決めることができず、結果として悪い相手に引っかかってしまったり、婚期を逃してしまったりすることがあるのです。

婚活自体もいろいろな相手と会ったり、様々な決断をしないといけなかったりと大変なものなので、だらだらと婚活していると婚活疲れに陥ってしまうこともあります。自身のモチベーションを維持できないと、婚活の戦いで勝つための気力は削がれ、相手もなかなか見つかりにくくなります。

いつまでに結婚をするという具体的な目標を持てば、その目標に向けておのずと自分の選択もできるようになり、結婚できる可能性は高まるのです。理想の相手をネットで探すのは簡単ではない場合もありますが、真剣に相手を探せば結婚相手を見つけることはできるでしょう。

結婚できなくなる年齢、男は40歳、女は35歳は正しいのか?

結婚しなくてもいいやという人には関係ない話ですが、いつかは結婚したいと考えている男女にとっては、年齢という限界が刻々と迫っていることを忘れてはいけません。

一説では、女性は35才、男性は40才が結婚するボーダーラインと言われていますが、それぞれに根拠はあるようです。

女性は35才以上になると妊娠出産が難しくなってくる傾向があり、結婚して子供が欲しいという夫婦にとっては、結婚しても子供ができないかもしれないことから、なかなか結婚に踏み切れなくなるようです。

男性は40才が限界といわれているのには、男性には肉体的な限界はないように思われがちですが、男性の精子も加齢とともに劣化していきますので、限界がないわけではありません。

ただ、男性の場合、それ以上に、経済的な問題が大きくのしかかります。40才で子供を授かり育て上げるとなるとすぐに子供が生まれても、子が成人するころには男性は60才です。子供が生まれるのが数年遅れれば、子供の成人が定年後になってしまう可能性も出てくるからです。

結婚にはデメリットもあるので、誰もが必ず結婚しないといけないわけではありません。それでも、結婚を考えて婚活している人は、年齢的な限界があることは覚えておきましょう。あなたが結婚を考えているなら、早ければ早いほど時間的にも体力的にもメリットは多くなります。

結婚に魅力を感じない若者が増えているのかもしれない現実

晩婚化が叫ばれる現代では、結婚しない男女は確実に増えていっています。下のサイトは、内閣府の婚姻件数、婚姻率の推移情報です。

未婚化の進行:内閣府

日本で結婚しない人が増えているというのは現実問題となっています。この原因には、結婚に魅力を感じない人が増えたことが原因となっているのかもしれません。

結婚のデメリット

特に若者は、結婚して得られる幸せよりも、結婚しないことで得られる幸せに魅力を感じている人たちも着実に増えているように感じます。

そもそも結婚という制度は、昔からあるものではありますが、テクノロジーの発展とともに、時代が急速に変化していく中、婚姻制度そのものが必要とされなくなっているのかもしれません。

流れに敏感な年齢が若い男女が、肌で時代の変化を感じていくことで、この先、世界がどのように変わっていくのか、大変興味深いことですが、男女の関係は、それでもいつの時代も複雑に続いていくことでしょう

ギャンブル嫌いな女性が多い理由

女性でもギャンブルが好きという人もいますが、結婚して家庭を持ちたいと考えている女性の中には、ギャンブル好きのパートナーを嫌う人がたくさんいます

これは考えれば当たり前のことですが、ギャンブル好きの人の多くは、ギャンブルに大金をつぎ込んでしまい、家計が安定しなくなってしまうことが多いので、結婚後の生活に安定を求める女性からしたら、ギャンブルするような男性は、結婚相手としてNGとなってしまうのです。

ギャンブルで恒常的に勝ち、その収益が家計にプラスになっているなら、パートナーの理解を得ることができるかもしれませんが、そもそもギャンブルは運に左右されるので、いつ負け組へ転じてしまうのかはわかりません。昨日まで調子がよくても、明日は神のみぞ知るです。

それでは、ギャンブル好きの男性は、結婚できないのかというとそうとも限りません。趣味の範囲でお小遣い程度のお金を使っているだけなら、パートナーも多少の理解を示してくれることもあるでしょう。

ただ、ギャンブルに大金をつぎ込んでしまい、時には自分をコントロールできなくなってしまう人は、もしかしたらギャンブル依存症かもしれないので、結婚を考える前に一度専門家に相談したほうがいいかもしれません。

結婚のデメリットの男女比較

結婚することによって生じるデメリットはいろいろあります。男女関係なく発生するデメリットもあれば、男特有のデメリット、女性特有のデメリットもあるのです。

男女関係なく発生するデメリット

これは結婚のデメリットでまとめている通り下のようなデメリットがあります。

・時間を自由に使えなくなる
・お金を自由に使えなくなる
・家族に対して責任を持たなくてはいけない
・自分の好きなことができなくなる
・共同生活でストレスがたまる
・異性との交流が束縛される

男女別では下のようなデメリットがあげられます。

男性特有のデメリット

・家族のために仕事や私生活を犠牲にしないといけない

女性特有のデメリット

・子育てのためにキャリアや自分のことを犠牲にしないといけない

上のデメリットを見ると気付く人も多いと思いますが、男性特有のデメリット、女性特有のデメリットは男性が仕事をしてお金を稼ぎ、女性は家に入り子育てをするという従来からの生活スタイルで発生するデメリットです。男性は家族のために、女性は子供ために、犠牲を強いられますが、根本的な問題は両者は同じ問題を抱えているのです。

結婚するということは、個から集団へとの変化です。家族という集団の中においては、集団を守るために個が犠牲になることは避けられないのです。結婚は、男女関係なくデメリットがあるといっていいでしょう。
現代では、男性が子育てをサポートし、女性が働きやすい社会の実現に向けて動いています。今後、結婚による性別差によるデメリットは消滅していくかもしれません。

デメリットが多い結婚ですが、結婚して得るものもあることは忘れてはいけません。